Reply To: MariaDBのアップデートができない(10.1→10.5)

TOP Forums バグ報告と提案(Requests and Feedback) MariaDBのアップデートができない(10.1→10.5) Reply To: MariaDBのアップデートができない(10.1→10.5)

#980
cloudy
Participant

    yutori さん、こんにちは。

    kusanagi status の情報をありがとうございます。
    KUSANAGI 8 Version 8.4.3-2 ですね。
    複数問題があるようなので、分けて考えていただければと思います。
    それぞれ解説します。

    1. kusanagi upgrade mariadb 10.5 コマンド

    こちらは KUSANAGI 8.6.0-1 以上で使用可能なコマンドです。
    ご使用の KUSANAGI 8 のバージョンは 8.4.3-2 なので、そもそも正常に実行できていない恐れがあります。

    KUSANAGI バージョンアップ情報 8.6.0-1

    2. KUSANAGI 8 最新版にアップデート

    1.の理由により KUSANAGI 8 自体のバージョンが古いことが問題です。
    トップページにも記載がある通り、KUSANAGI 8 最新版にアップデートすると問題が解決することがあります。

    yum update kusanagi
    yum update –enablerepo=remi,remi-php56

    今回のコマンド実行できなかったケースは、まさに上記に該当します。
    バージョンアップを行う前には、必ずバックアップを取っておいてください。
    また、パッケージのバージョンアップ後はサーバーの再起動をしてください。

    3. KUSANAGI 8 最新版にアップデートに失敗する

    2.の作業で失敗した場合です。

    私の予想ですが、2.は失敗するのではないでしょうか?
    そして、今回の問題はこの項目が解決できればすべて解決するでしょう。

    エラーを読む限り、MariaDB 10.1 のパッケージがないために起こっている状況です。
    こういうケースでは、一時的にエラーを起こしているパッケージを無視するとうまくいく場合があります。

    FAQ に記載がある通り、エラーを起こしているパッケージを無視させるには --disablerepo を使用します。
    FAQ では別パッケージの例が出ていますが、原理は同じです。

    yum clean all
    yum update –disablerepo=mariadb

    KUSANAGI 8 FAQ – Q5. yum のアップデートを実行すると、エラーが出力されてアップデートできません。
    以下のコマンドのとおり、 yum アップデート時に認証に失敗するリポジトリを対象外指定をして〜 の部分

    FAQ

    エラーで実行できなかった場合は、理由はエラーメッセージに書かれているとおりなので、そのエラーのモジュールを一時的に –disablerepo に追加します。
    上記のアップデートが上手く実行できた場合は、2.に戻って改めてパッケージ類をアップデートしてください。

    こちらのエラーの原因は FAQ でも書かれている通り、KUSANAGI ベースイメージの CentOS 側で MariaDB 10.1 のサポートが完全に終了しているため表示されるものです。
    KUSANAGI 8 自体のバージョンアップがこまめにされていないようですので、今回のアップデート時に大きな差分ができ発生したと思われます。
    こまめなアップデートを推奨します。

    4. MariaDB 10.5 への移行

    3.まで完了すると kusanagi upgrade mariadb 10.5 コマンドが使用できると思います。
    バージョンアップを行う前には、必ずバックアップを取っておいてください。

    MariaDB のバージョンアップ後はサーバーの再起動をしてください。
    質問には記載はありませんでしたので、もしかしたら作業漏れているのかも?と思っています。

    以上、ご確認ください。