KUSANAGIを試しに使い始めたばかりなので、間違っていた場合はご容赦ください。
KUSANAGI for ConoHaを使用しています。
KUSANAGIの初期設定が完了すると、ユーザー名kusanagiのSSHユーザ鍵が作成されるため、scpコマンドでダウンロードして公開鍵認証でログインしていました。
通常は、
ssh kusanagi@ホスト名
と入力すると、パスフレーズを要求され、パスフレーズを入力するとログインできる状態でした。
公開鍵認証を使っているので、パスワード認証を無効化しようと考え、
/etc/ssh/sshd_configのPasswordAuthenticationをnoに設定しました。
これにより、公開鍵認証ではログインできますが、パスワード認証ではログインできなくなります。
この時、KUSANAGIの初期設定時には、rootユーザーのSSHユーザー鍵は作成されないため、rootユーザーではパスワード認証も公開鍵認証もできなくなります。
kusanagiでログインしてからrootにログインすれば管理者権限は得られるため、セキュリティ上これで良いと考えていました。
その後、KUSANAGIコマンドで、何も考えずにSELinuxをonに設定してしまいました。
すると、
ssh kusanagi@ホスト名
と入力するとパスフレーズが要求されてログインできるまでは良いのですが、
/bin/bash: Permission denied
Connection to ホスト名 closed.
となり、一瞬で接続が切れます。
bashの権限がないと言われているので、rootユーザーでログインすれば良いのでしょうが、上に示したようにパスワード認証を無効化するとrootユーザーではログインできなくなります。
そのため、サーバーで何もコマンドを入力することができない状態となり、サーバーの初期化を余儀なくされました。
以上のことから、ドキュメントのKUSANAGIコマンドのSELinuxの欄に注意書きを書いて頂ければと思います。
私のように考えずにコマンドを打つ人は居ないかもしれませんが、onにした時に起きる症状が致命的なのでご検討ください。